準備・手続き

【期間別】バンクーバーワーホリに必要な準備を4ステップで徹底解説!

「バンクーバーのワーホリに行きたいけれど…。」
「何から準備を始めればいいかわからない。」
「トラブルなく渡航し、安心して現地の生活をスタートしたい!」

バンクーバーのワーホリでトラブルなく現地生活をスタートするには、徹底した準備が重要です。しかし、何から手をつければいいのかわからず、準備が進まない方は多くいます。

私は2019年にバンクーバーで1年間ワーホリを経験しました。かつて私もわからないことだらけでしたが、ワーホリを経験したからこそ今では何を準備すればいいのかがわかります。

そこでこの記事では、「バンクーバーワーホリの準備の進め方」を4つの期間に分けて解説します。

この記事を読むメリット
  • バンクーバーワーホリの準備の全体像が掴める
  • 徹底した準備で安心して渡航し、現地生活がスタートできる
なべちゃん

バンクーバーのワーホリを成功させるためにも、ぜひこれから解説する準備に取り組んでください。

ワーホリは自分で準備できる?留学エージェントを利用するメリット・デメリット

バンクーバーのワーホリは、すべて自力で準備することが可能です。

実際に情報収集からワーホリの計画、ビザの申請、滞在先の手配などを自力で行っている方も多くいます。

しかし、ワーホリの準備を自力で進めるには、以下のデメリットもあります。

  • 手間や時間がかかって準備を進めらない
  • わからないことがあっても自分で調べて解決する必要がある
  • 申請に必要な書類に不備やミスが発生するリスクがある

自分で準備を進められても、ミスやトラブルが起きてしまっては安心して出発を迎えられません。

特に、初めてのワーホリでは不安が大きく、どうすればいいかわからないものです。

そんな時は留学エージェントの利用を検討するのがおすすめです。

留学エージェントを利用すれば、ワーホリ前の準備から滞在中のサポートまでしてくれるので、初心者の方でも安心してワーホリに臨めます。

ただし、エージェントは平均数万円〜十数万円の代行料やサポート料などが発生するほか、プランや学校選びがエージェントの提携先に限られることがあります。

自力で準備するのがおすすめの人
  • ワーホリのコストを極力抑えて準備したい
  • 自分で情報収集して準備できる
留学エージェントの利用がおすすめの人
  • 自分で準備するのが不安
  • 安全重視で手厚いサポートを受けながらワーホリの準備を進めたい
なべちゃん

多くのエージェントは現地のトラブルにも対応してもらえます。

【期間別】バンクーバーワーホリ準備の全体像

ワーホリの準備は「6〜12ヶ月前」から始めるのが一般的です。

その理由は以下の通り。

  • ビザの申請や書類準備に時間がかかるから
  • 語学学校の申し込みや英語学習、資金準備のための期間が必要だから

バンクーバーワーホリの準備を進めていく流れは、以下の通りです。

準備の流れ
  • 6〜12ヶ月前:渡航時期の決定と資金計画
  • 3〜6ヶ月前:ワーホリで必要な手続きの開始
  • 1〜3ヶ月前:保険とスマホの準備
  • 出発〜1ヶ月前:渡航前の最終準備

大まかにこの4つの期間に分けて準備を進めるのが基本です。

なべちゃん

各期間ごとにやるべきことを詳しく解説していきます。

6〜12ヶ月前:渡航時期の決定と資金計画

まず、最初に着手する準備は以下の2つです。

ステップ①の準備
  • 渡航時期の決定
  • 資金計画

バンクーバーへの渡航時期を決める

いつバンクーバーに渡航するのか、具体的な日程を決めます。

渡航する時期はワーホリの目的に合わせて決めるのがおすすめです。

例えば、以下のような決め方があります。

  • 夏の繁忙期に合わせて仕事を開始したい:春(4〜5月)に渡航
  • 渡航費用をなるべく抑えたい:冬(1月〜2月)に渡航
  • ワーホリが終わる時期に夏のベストシーズンを過ごしたい:秋(10〜11月)に渡航
なべちゃん

上記はあくまで一例なので、最終的には自分の好きな時期に決めましょう。

なお、バンクーバーへの最適な渡航時期を知りたい方は、【超重要】バンクーバーワーホリに最適な渡航時期!季節・費用面から解説をご覧ください。

ワーホリの資金計画を立てる

ワーホリの準備を進める前に、必要な資金をざっくり把握することが重要です。

ワーホリには、ビザの申請や渡航費、語学学校の費用、現地の滞在費など、多くの費用が必要で、それらを準備するために時間がかかります。

バンクーバーのワーホリで必要な初期費用は、大体40万〜85万円です。以下は初期費用にかかる費用の内訳になります。

  • 片道の航空券:3万〜26万円
  • 1年間の海外旅行保険:8万〜28万円
  • ビザ申請費:約4万円
  • パスポート:5年有効は11,300円、10年有効は16,300円(※1)
  • 残高証明:2,500ドル以上(約26万円)

※1ドル = 109円換算(2025年10月24日時点)
※1:従来の窓口で申請した場合の料金。オンライン申請は料金が異なります。(後述の「パスポートを取得する」で詳細を確認してください)

初期費用に加えて、現地の生活費が必要になります。

以下は、バンクーバーで必要になる1ヶ月の生活費の目安です。大体1ヶ月の生活費は12万〜25万円になります。

1ヶ月の生活費の目安
  • 滞在費:6.5万〜16.5万円(※2)
  • 食費:3万〜5万円
  • 雑費・交通費・交際費など:3万〜5万円

※2:ホームステイに滞在した場合は食費込みで約10万〜16.5万円、シェアハウスの場合は約6.5万〜11万円が目安です。

また、語学学校に通う場合は、学費も必要になります。

語学学校は1ヶ月あたりおおよそ16万〜22万円が相場です。

1ヶ月の語学学校費用の目安
  • 入学金:1.6万円〜2.1万円
  • 教材費:1万円〜1.7万円
  • 学費:14.6万円〜19万円

資金計画時は「語学学校に通う期間」や「いつ頃から働き始めるのか」によって必要な資金が変わります。

なべちゃん

また、仕事がすぐに決まるとは限らないので、余裕を持った資金計画が大切です。

資金計画を立てた上で、もし出発予定日までに資金を用意できない場合は、少し時期を後にずらすことも検討しましょう。

関連記事:【プラン別】バンクーバーのワーホリで1年間に必要な費用の目安を解説!

3〜6ヶ月前:ワーホリで必要な手続きの開始

出発の時期が決まり、資金が準備できる目処が立てば、実際にワーホリで必要な手続きを進めます。

ワーホリで必要な手続きは以下の5つです。

ワーホリで必要な手続き
  • パスポートを取得する
  • ワーホリビザを申請する
  • 語学学校に申し込む(語学学校に通う場合)
  • 滞在先を手配する
  • バンクーバー行きの航空券を購入する

パスポートを取得する

日本国内でパスポートを取得する方法は2つあります。

パスポートを取得する方法
  • オンライン申請
  • 従来の窓口申請

2025年3月24日以降、全国でオンライン申請が可能になりました。

なべちゃん

自宅からでも申請できて便利です。

ここでは、それぞれの申請方法について簡単に解説します。

なお、パスポートの申請から受領までの詳細については、以下をご覧ください。

参考:パスポートの申請から受領まで|外務省

オンライン申請
  1. マイナンバーカードを用意し、スマートフォンでマイナポータルにログイン
  2. 「パスポート申請」から案内に従って必要情報(氏名・住所・生年月日等)を入力
  3. 顔写真のアップロード(スマホ撮影または写真データ)
  4. マイナポータルの戸籍情報連携により、戸籍謄本の郵送は原則不要
  5. 申請完了後、交付連絡が届くまで待つ(通常2週間程度)
  6. 指定した旅券窓口へ本人が受け取りに行く(受取時は必ず本人が必要)
  7. 申請手数料の支払い(クレジットカード・オンライン決済も利用可能)
従来の窓口申請
  1. 申請書をダウンロードまたは役所等窓口で入手・記入
  2. パスポート用カラー写真、戸籍謄本、本人確認書類(運転免許証など)を用意
  3. 住民票のある都道府県の旅券事務所・出張所窓口で書類を提出
  4. 申請受付後、交付通知が届いたら窓口で本人がパスポートを受け取る
  5. (従来は申請→受け取りの2回窓口に行く必要あり)

申請から交付まで日本国内は2週間ほど、海外は最大1か月ほどかかることもあるので早めの申請が推奨されています。

料金は申請時期やパスポートの年数(5年/10年)、申請方法(オンライン/窓口)によって異なるため注意しましょう。

パスポートの種類窓口申請オンライン申請
10年有効16,300円15,900円
5年有効11,300円10,900円

参考:パスポート(旅券)発給申請の手数料

ワーホリビザを申請する

パスポートを取得できれば、次にワーホリビザを申請します。

下記の申請方法が非常にわかりやすいので、こちらを参考に進めると良いでしょう。

カナダのワーキングホリデービザ申請手順|カナダ格安留学サポーター

また、ここでは大まかな申請方法の流れと注意事項を解説しておきます。

ワーホリビザ申請の流れ
  1. MyCICアカウントの作成
    カナダ移民・難民・市民権局(IRCC)の公式「MyCIC」サイトでアカウントを作成する
  2. IECプールへの登録申請
    「International Experience Canada(IEC)」プールに申し込み登録をする。必要事項を入力後、抽選枠にエントリーする
  3. 招待状(Invitation Letter)を待つ
    抽選で選ばれると「Invitation Letter」が送られてくるので、当選後10日以内に意思表示(Accept)し、正式申請手続きへ進む
  4. 本申請書類・費用の提出
    ビザ申請書・本人情報・パスポート等必要書類をアップロードし、申請料(約250ドル)とバイオメトリクス費用(85ドル)を支払う(申請から20日以内)
  5. バイオメトリクス(指紋認証)手続き
    指定された場所で指紋認証・顔写真の提出(バイオメトリクス)を受ける
  6. 追加書類の提出(必要な場合のみ)
    資金証明(2,500ドル以上の残高証明の画像)、保険加入の証明などを求められる場合がある
  7. 審査・許可レター発行
    審査後、Work Permit Letter(許可レター)が公式サイト・メールで発行されるので、レターをプリントまたはPDFで保存する。(カナダ渡航時に入国管理官へ提示すればワーホリ就労資格が得られる)

申請枠は年度によって限りがあり抽選制ですので、早めの登録・申請が推奨されています。

そして、出発までにパスポートの有効期間・資金証明・保険加入の条件などを必ず確認・準備しておきましょう。

また、申請手順や必要書類は年ごとに変更されることがあるので、最新情報はカナダ移民局公式サイトで確認してください。

カナダのワーキングホリデービザは正式には「International Experience Canada(IEC)」と呼ばれています。このIEC申請を進めたうえで、カナダ入国時にイミグレーションで発行される「Work Permit(就労許可)」が実質的なワーホリビザとなります。

語学学校に申し込む

ワーホリのビザが取得できれば、語学学校を選んで申し込みします。

なべちゃん

語学学校に通う予定がない方はスキップしてください。

語学学校を選ぶ際は、公式サイトやパンフレットから情報収集した上で、公式サイトのフォームから申し込むのが一般的です。

語学学校を選ぶ際は、以下のポイントに着目して選んでみましょう。

  • 学校の規模
  • 学校の特徴(コース・授業内容)
    自分の目的に合ったコースを提供しているか
  • 日本人比率
  • アクティビティの豊富さ
  • 学校の立地
    アクセスしやすい場所か
  • 料金
    極端に安い学校は注意

語学学校の選び方について詳しく知りたい方は、【失敗しない】バンクーバーワーホリの語学学校の最適な選び方6選!をご覧ください。

語学学校を比較する前に、語学学校に行く目的や希望を整理しておくとスムーズに決められます。

また、学校の口コミや評判を確認することも有効です。

なべちゃん

口コミや評判は盲信しすぎず、あくまで参考程度に留めておきましょう。

英語が難しくて学校の特徴がわからない方や申し込みが不安な方は、留学エージェントに助けてもらうのがおすすめです。

滞在先を手配する

ワーホリでは、はじめの1〜2ヶ月間はホームステイをして、その後シェアハウスに移るのが一般的です。

まずは「何ヶ月間ホームステイに滞在するか」を決めた上で、ホームステイ先を手配しましょう。

ホームステイ先は、以下のサイトで検索・問い合わせをすることができます。

渡航する前に直接ホストファミリーと連絡をとり、条件や生活環境、食事の有無、家賃や安全面などを確認します。

また、事前に現地訪問ができないため、信頼できるホストファミリーなのか慎重に選ぶことが重要です。

バンクーバー行きの航空券を購入する

航空券を購入する方法は、主に以下の2パターンです。

  • オンライン航空券検索サイトで購入する
  • 各航空会社公式サイトから直接予約する

パターン①:オンライン航空券検索サイトで購入する

オンライン航空券検索サイトを利用すると、複数の航空会社や価格を簡単に比較検討することができます。

例えば、以下がおすすめの航空券検索サイトです。

パターン②:各航空会社公式サイトから直接予約する

各航空会社の公式サイトから直接予約することもできます。

以下は、日本発バンクーバー行きの直行便を扱っている主な航空会社です。

航空券を安く買うためのコツ

航空券は大きな出費になるため、できるだけ安く抑えたいものです。

ここでは、航空券を安く買うためのコツをいくつか紹介します。

航空券を安く買うコツ
  • 価格が安い時期を狙う
    バンクーバーは1月後半〜2月、10月〜11月が安い時期
  • 平日便を狙う
    週末や祝日を避け、火曜〜木曜の平日便が比較的安価な傾向
  • LCC(格安航空会社)を利用する
    バンクーバーまで運航しているLCCはジップエア(ZIPAIR)
  • 複数の検索サイトで比較する
    スカイスキャナー、エクスペディア、エアトリなど複数のサイトで価格を比較する
  • 出発の3〜6ヶ月前に予約する
    出発の3〜6ヶ月前が安くなる傾向にあります。

なお、航空券を安く買う方法やおすすめの格安検索サイトを詳しく知りたい方は、バンクーバーのワーホリで航空券を安く買う方法と格安検索サイト3選をご覧ください。

1〜3ヶ月前:保険とスマホの準備

渡航に必要な手続きは、以下の2つになります。

  • 海外旅行保険に加入する
  • 現地のSIMカードを契約できるスマホを用意する

海外旅行保険に加入する

バンクーバーでワーホリをする場合、海外旅行保険に加入することは必須です

カナダのワーホリビザ申請条件として、滞在期間中の医療保険加入が定められており、入国時に保険加入証明の提示を求められることもあります。

カナダの医療費は非常に高額で、日本の健康保険は適用されないため、保険に入っていないと病院での自己負担額が莫大になる可能性があります。

カナダ政府のIRCC(移民・難民・市民省)が定める保険の要件を確認し、ワーホリビザの期間(1年間)をカバーできる海外旅行保険に加入しましょう。

ワーホリにおすすめの海外旅行保険

ここではワーホリでおすすめされている海外旅行保険をいくつか紹介します。

おすすめの海外旅行保険

クレジットカード付帯保険の注意点

クレジットカード付帯保険だけでバンクーバーのワーホリに行くことはおすすめしません。

多くのクレジットカードは3ヶ月間までの補償しかないため、1年間滞在するワーホリには不十分です。

期間が不十分な保険に加入したまま入国すると、保証期間以上の滞在が認められなかったり、場合によっては入国を拒否されたりします。

なべちゃん

ワーホリの滞在期間をしっかりカバーできる海外旅行保険に加入するのが安全です。

現地のSIMカードを契約できるスマホを用意する

現地のSIMカードを契約するには、日本にいる間に以下の手続きが必要です。

  • パターン①:契約中の通信キャリアを解約する
  • パターン②:契約中の通信キャリアを一時休止・番号保管する

また、もしスマホが「SIMフリー」ではない場合、「SIMロック解除」をする必要があるので、事前に確認してください。

用語解説:SIMロックとは?

SIMロックとは、特定の通信キャリアのSIMカードしか利用できないようスマホに制限がかけられていること

ただし、2021年10月以降に発売された端末はすべて「SIMフリー(SIMロックなし)」なので、それ以降に購入した方はSIMロックを解除する必要はありません。

参考:総務省|SIMロックについて

なお、バンクーバーで日本のスマホを使う方法やおすすめの格安SIMを知りたい方は、【バンクーバーワーホリ】日本のスマホは使える?おすすめの格安SIMはこれ!をご覧ください。

出発〜1ヶ月前:渡航前の最終準備

出発まで間近!最後にやらなければいけないことは、以下の通りです。

出発前にやるべきこと
  • ワーホリに必要な持ち物を揃える
  • 役所手続きを済ませる

ワーホリに必要な持ち物を揃える

ワーホリに必要最低限の持ち物を紹介します。

忘れ物がないように、1つずつチェックしましょう。

なお、より詳細の持ち物やパッキングのコツなどを知りたい方は、【完全版】バンクーバーのワーホリで必要最低限の持ち物リスト30選をご覧ください。

必要な持ち物リスト
  • パスポート
  • ビザ許可証
  • 入学許可証
  • 残高証明書
  • 滞在先の証明
  • 海外旅行保険証
  • 航空券
  • 現金
  • クレジットカード/国際キャッシュカード
  • SIMフリーのスマートフォン(携帯電話)
  • 充電器
  • 常備薬
  • 衣類
  • 防寒具
  • タオル
  • メガネ/コンタクト(目が悪い人)
  • 最低限の洗面用具(旅行用)
  • 女性向け必需品
  • 筆記用具
  • 折りたたみ傘
  • ノートPC
  • 洗濯ネット
  • 日焼け対策用品
  • 国際運転免許証
  • ヒートテックのインナー
  • 爪切り
  • スリッパ/サンダル
  • 変換プラグ
  • 南京錠
  • ハンガー

役所手続きを済ませる

ワーホリ出発前に「海外転出届」を市区町村役所に提出します。

海外転出届を出すと日本の住民票が「抜かれた」状態となり、住民税や国民健康保険、国民年金の支払い義務が免除・停止されます。

海外転出届は出発の14日前から提出可能です。提出時はパスポート、印鑑、本人確認書類を持参してください。

なお、各自治体で申請方法や必要書類・手順が異なる場合があるため、事前に役所のホームページや窓口に確認するのがおすすめです。

なべちゃん

これですべての準備が揃いました。あとは出発の日を待つのみです。

入国審査時の注意点

最後に入国審査時に注意するべきことを解説します。

入国審査時の注意点
  • 入国審査に必要な書類を準備する
  • ワーホリビザをもらい忘れないよう注意する

入国審査に必要な書類を準備する

入国審査時はさまざまな書類の提示を求められます。

スムーズに入国できるよう以下の書類をすぐ取り出せるよう準備しておきましょう。

  • パスポート
    入国日から少なくとも1年以上有効なもの。もしビザ発給後にパスポートを更新した場合、新旧両方持参する
  • ワーホリビザ許可証(Port of Entry Letter/POEレター)
    カナダ移民局から発行される渡航許可証で、正式な労働許可証を受け取るために必要。紙に印刷して持参するのが推奨される
  • 英文の残高証明書(Bank Statement)
    カナダドルで2,500ドル以上の資金があることを証明するもの。発行日が到着予定日の1週間以内のものが必要。
  • 海外旅行保険の加入証明書
    カナダ滞在期間をカバーする保険加入の証明書を英文で用意し、入国時に提示できるようにしておく
  • 帰国用航空券または帰国資金の証明
    必ずしも必要ではないが、帰国の意思や資金があることを示すため
  • 滞在先や連絡先情報
    ホームステイ先や滞在先の住所、連絡先をメモや書類にして持っておく

ワーホリビザをもらい忘れないよう注意する

カナダのワーホリビザ(Work Permit)は、空港到着後の移民局(イミグレーション)で正式に発行・交付されます。

事前に渡される「ワーホリビザ許可証(Port of Entry Letter/POEレター)」はビザそのものではありません。

入国審査を通過した後、必ず移民局の窓口でPOEレターを提示して、「正式な労働許可証(Work Permit)」を受け取る必要があります。

これを受け取らずに出口に向かってしまうと、ワーホリビザが発給されていない状態で入国したことになり、労働許可を得られません。

なべちゃん

後日申請手続きをする必要が出て、トラブルや滞在制限の原因となることがあります。

まとめ

トラブルなく安心してバンクーバーに渡航し、現地の生活をスタートさせるには徹底した準備が欠かせません。

ワーホリの準備は6〜12ヶ月前から始めるのが一般的です。

ワーホリ準備の流れ
  • 6〜12ヶ月前:渡航時期の決定と資金計画
  • 3〜6ヶ月前:ワーホリで必要な手続きの開始
  • 1〜3ヶ月前:保険とスマホの準備
  • 出発〜1ヶ月前:渡航前の最終準備

今回解説した上記4つの期間を目安に、ワーホリの準備を進めていきましょう。

しかし、準備をすべて自分で行うには手間も時間もかかります。

忙しい中で慌てて準備を進めてしまうと抜け漏れなどが発生し、トラブルの原因にもなりかねません。

なかなか準備が進まない方やサポートしてもらいながら準備を進めたい方は、留学エージェントの利用も検討してみてください。

ABOUT ME
なべちゃん
2019年にバンクーバーでワーホリを経験。実体験をもとに、バンクーバーのワーホリを検討している方の疑問や悩みを解決する情報を発信しています。