「バンクーバーのワーホリで何を持って行けばいいの?」
「荷物を増やしたくない!」
はじめてのワーホリで何を持っていけばいいのか悩みますよね。
「あれもこれも」とスーツケースに入れていると荷物が多すぎて入りきらない、そんな状況の方も多くいます。
私は2019年にバンクーバーでワーホリを経験しました。
1年間過ごす中で「これを持って行けば良かった…。」「これはいらないな」と感じることが多々ありました。
そこで本記事では、バンクーバーのワーホリで必要最低限の持ち物リストを厳選して「30個」紹介します!
この記事を読めば、以下の状態になれるはずです。
- バンクーバーのワーホリに必要な持ち物を無駄なく準備できる
- 現地の生活をスムーズにスタートできる
持ち物の無駄を減らしたい方はぜひ参考にしてください!
バンクーバーのワーホリで必要な持ち物リスト30選!
バンクーバーのワーホリで必要な持ち物リストを以下の3つの項目に分けて紹介します。
- 必需品
- 持っていくと便利なもの
- 現地で調達できるもの・不要なもの
必要な持ち物をチェックしながら準備を進めていきましょう。
必需品
| 持ち物 | 説明 |
|---|---|
| パスポート | 滞在期間をカバーした有効期限があるパスポート |
| ビザ許可証 | ビザ申請時に発行された許可レター。プリントして持参すること(入国審査後に移民局窓口で「正式な労働許可証」を受け取るため) |
| 入学許可証 | 語学学校の入学許可証(入国審査で提示を求められることがある) |
| 英文の残高証明書 | ワーホリに必要な資金が証明できる書類。日本の銀行窓口で英文の残高証明書を発行してもらう必要がある |
| 滞在先の証明 | 滞在先のホテルまたはホームステイ先の住所や連絡先が証明できるもの(入国審査で提示を求められることがある) |
| 海外旅行保険証 | 滞在期間をすべてカバーしている証書が必要 |
| 航空券 | 片道分で問題ない(入国審査時に帰国できる資金を持っている証明を求められる場合がある) |
| 現金 | 両替する用の現金 |
| クレジットカード/国際キャッシュカード | 現地での買い物や日本の口座から引き出すためのもの(到着後に現地の銀行口座を開設するため、使用頻度は少ない) |
| SIMフリーのスマートフォン(携帯電話) | 日本の通信キャリア・SIMを解約した状態のもの |
| 充電器 | スマートフォンやノートPCの充電器(変換プラグは必要なし) |
| 常備薬 | 風邪薬、頭痛薬、胃薬、アレルギー薬など |
| 衣類 | 普段着、インナー・下着、上着、ダウンジャケット、歩きやすいシューズなど |
| 防寒具 | 手袋、マフラー、ニット帽など |
| タオル | ホームステイ先やシェアハウスにはタオルがないため持参するのがおすすめ |
| メガネ/コンタクト(目が悪い人) | コンタクトは初めの1〜2ヶ月分持参し、以降は現地で調達できる |
| 最低限の洗面用具(旅行用) | シャンプー、リンス、ボディソープ、歯ブラシ、歯磨き粉など(数日分持参し、以降は現地調達する) |
| 女性向け必需品 | 化粧品、メイク用品、生理用品(現地で調達可能) |
| 筆記用具 | 語学学校で使用するボールペン、ノート |
| 折りたたみ傘 | 持参推奨!現地で傘はほとんど売っていない |
- 衣類(特にインナー・下着類)は7日〜10日分の持参がおすすめ。(ホームステイ先では、洗濯は「週1回」が一般的なため)
- 洗面用具は「旅行用パック」のような数日で使いきれるものがおすすめ。
持っていくと便利なもの
| 持ち物 | 説明 |
|---|---|
| ノートPC | 現地で履歴書を書いたり仕事を探したりする際に便利 |
| 洗濯ネット | 洗濯機・乾燥機で衣類が傷みやすいため2〜3枚持参するのがおすすめ |
| 日焼け対策用品 | 日焼け止め、サングラス、帽子など |
| 国際運転免許証 | 現地で運転する場合に必要 |
| ヒートテックのインナー | 寒い冬場に便利。現地の「ユニクロ」で購入可能(日本より割高なので持参がおすすめ) |
| 爪切り | 日本の爪切りは品質が良いため持参がおすすめ |
| スリッパ/サンダル | ホームステイ先やシェアハウスなどは土足が多いため、持参すると便利 |
| 変換プラグ | カナダ以外の国に旅行する際に使える(カナダは日本と同じ形状なので変換プラグは不要) |
| 南京錠 | 旅行先で荷物をロッカーに預けておきたい場合などに便利 |
| ハンガー | 折り畳み式のハンガーをいくつか持参すると部屋干しなどで使える |
現地で調達できるもの・不要なもの
| 持ち物 | 説明 |
|---|---|
| ドライヤー | 現地で調達可能 |
| 変圧器 | 最近のスマートフォンやノートPCは異なる電圧に対応しているものが多いため不要 |
| 日本食 | 日本食は現地で購入できるため不要。ただし日本と比較すると割高。どうしても日本食が必要な方はインスタント食品などを持参するのがおすすめ |
| 電子辞書 | 授業中にスマートフォンで検索できるので不要。使用している人はほとんど見かけない |
【季節別】バンクーバーの気候に合わせた服装ガイド
バンクーバーではどんな服装で過ごせばいいのか、わかりませんよね。
バンクーバーは年間を通じて温暖な気候なので、日本と同じ服装で過ごせます。
夏は最高で30℃を超えることは滅多になく、冬は極寒になることもありません。
参考:気象庁|地点別平年値データ・グラフ(バンクーバー国際空港)
このセクションでは、季節ごとにどんな服装が適しているのか、経験をもとに紹介します。
春:4月〜5月
バンクーバーは4月になると徐々に暖かい日が多くなり、春らしい気候になります。
日中は、長袖のTシャツに羽織るもの(パーカーなど)で過ごせます。
ただし、朝晩はまだ冷える日が多いため、出かける際は上着が手放せません。
夏:6月〜8月
6月〜8月は1日中半袖で過ごせます。
日中は30℃近くまで気温が上がる日もありますが、空気が乾燥しているため過ごしやすいです。
日本のような蒸し暑さはなく、日陰に入ると涼しいですよ。
夏は日差しが強いため日焼け止めや帽子、サングラス等で紫外線対策を行いましょう。
秋:9月〜10月
9月に入ると気温が徐々に下がり、日中は半袖でも過ごせますが、朝晩になると肌寒く、上着が必要になります。
10月になると初冬の現れとともに雨の日が増えていきます。
10月中旬頃からは半袖で過ごすには厳しく、長袖のTシャツに上着やパーカーなどを着る必要があるでしょう。
冬:11月〜3月
バンクーバーでは、11月〜3月にかけて長い冬が続きます。
ダウンジャケットや防寒具など、暖かい格好が必要です。
日中に5度を超える日は少なく、稀に氷点下になり雪が積もる日もあります。
また、「レインクーバー」と呼ばれるくらい毎日雨が降るため、外出時は雨具が必須です。
「レインクーバー(Raincouver)」とは、「雨(Rain)」と「バンクーバー(Vancouver)」を組み合わせた造語です。
10月から1月にかけて降水量が非常に多く、ほぼ毎日雨が降っていることから現地では「レインクーバー」と呼ばれています。
機内持ち込み手荷物と預け荷物に分けてパッキングしよう!
ワーホリで必要な持ち物リストをもとに、「機内持ち込み手荷物」と「預け荷物」に分けてパッキングしていきます。
スーツケースの最適な容量は?
「そもそもスーツケースってどのサイズを選べばいいの?」と疑問に思う方もいますよね。
結論、ワーホリでおすすめのスーツケースの容量は、「70L〜90L」です。
70L〜90Lはワーホリで必要な荷物が収納できる容量、かつ無料受託手荷物の23kgをギリギリ超えない大きさです。
- 70L以下 → 容量が足りない
- 90L以上 → 持ち運びが大変、重量超過の可能性がある
重量を超過した場合、追加料金が発生するので注意しましょう。
機内持ち込み手荷物と預け荷物に入れるべきものリスト
- パスポート
- ビザ許可証
- 入学許可証
- 残高証明書
- 滞在先の証明
- 海外旅行保険証
- 航空券
- 現金
- クレジットカード/国際キャッシュカード
- スマートフォン(携帯電話)
- 充電器
- 常備薬
- 防寒具
- メガネ(目が悪い人)
- 筆記用具
- 折りたたみ傘
- ノートPC
パスポートやビザ許可証といった重要書類は入国審査等で提示するので、必ず機内持ち込み手荷物に入れてください。
現金やクレジットカードなどの貴重品も身につけておきましょう。
また、携帯型充電器(モバイルバッテリー)は預け荷物に入れることができません。
そのため、スマートフォンやノートPCなどは機内持ち込み手荷物に入れてください。
- 衣類
- タオル
- コンタクト(目が悪い人)
- 最低限の洗面用具(旅行用)
- 洗濯ネット
- 日焼け対策用品
- ヒートテックのインナー
- 爪切り
- スリッパ/サンダル
- 変換プラグ
- ハンガー
機内持ち込み以外の荷物は、すべて預け荷物に入れます。
荷物を上手にパッキングするコツ
「荷物を上手にパッキングできない!」と悩む方もいるのではないでしょうか?
このセクションでは、荷物を上手にパッキングする「コツ」を紹介します。
パッキング次第で入れられる荷物の数が格段に変わりますよ。
衣類は丸めて入れる
衣類は丸めて入れるのがおすすめです。
衣類を丸めることで、スーツケースの中の空いている隙間を埋めやすくなります。
さらに、衣類は丸めることでシワになりにくいというメリットもありますよ。
着るときにシワだらけになっている心配がなくなります。
トラベルポーチ・圧縮袋を活用する
トラベルポーチや圧縮袋を活用して、荷物をまとめたり、小さくしたりするのも効果的です。
例えば、Tシャツ類や下着類、洗面用具などをカテゴリ化してトラベルポーチに入れると中身が整理しやすくなります。
また、フリースジャケットなどのかさばりやすい衣類は、圧縮袋で小さくするとより多くの荷物が入れられます。
重いものは下に入れる
スーツケースを立てたときに、キャスター側に重いもの、上に軽いものを配置すると重心が安定して運びやすくなります。
例えば、シューズや本、化粧品などを下に置き、衣類などを上に置きます。
また、壊れやすいものはスーツケースの中央に配置し、衣類等で保護するように入れるのがおすすめです。
重みや衝撃から荷物を守るために、どのように配置するかが重要です。
バンクーバーワーホリの持ち物に関する注意点
持ち物に関していくつか注意点があります。それが以下の4点です。
- 荷物の重量オーバーに注意する
- 持ち込み禁止物や制限を確認する
- 盗難の対策を行う
- 荷造りは早めに行う
荷物を準備する際にしっかり読んでトラブルがないように気をつけましょう。
荷物の重量オーバーに注意する
機内持ち込み手荷物や預け荷物には、重量やサイズの規定があります。
ここでは、JALで定められている荷物の重量・サイズ規定を参考に解説します。
※なお、航空会社によって規定が異なる場合があります。詳細は自身が利用する航空会社を確認してください。
預け荷物
以下は、JAL国際線でエコノミークラスを利用する場合の荷物の重量・サイズ規定です。
| 重量 | 1個あたりの23kgまで |
| サイズ(3辺(縦・横・高さ)の和) | 203cm以内 |
もし、重量やサイズが超過した場合、以下の追加料金が発生します。
▼重量の超過(1個あたり)
| 23kg超~32kg以下 | 10,000円(100米ドル/100CAD) |
| 32kg超~45kg以下 | 60,000円(600米ドル/600CAD) |
▼サイズ超過(1個当たり、3辺(縦・横・高さ)の和)
| 203cm超 | 20,000円(200米ドル/200CAD) |
機内持ち込み手荷物
以下は、JALの機内持ち込み手荷物の重量・サイズ規定です。
| 3辺の和 | 115cm(45インチ)以内 |
| サイズ | 幅55cm×高さ40cm×奥行き25cm以内 |
| 合計重量 | 10kg以内 |
持ち込み禁止物や制限を確認する
機内持ち込みが禁止・制限されているものも、事前にしっかりと確認しておきましょう。
モバイルバッテリーの機内持ち込みルール
モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、衝撃や破損の影響で発火し、火災が発生する恐れがあるため、預け入れ荷物に入れることができません。
以下は、国土交通省が公開しているモバイルバッテリーの機内持ち込みルールです。
- 預け入れ荷物に入れることは禁止
- 短絡を防ぐ(端子に絶縁テープを貼る、ケースや収納袋に入れる、複数のバッテリーや金属品と同じ袋に入れないなど)
- ワット時定格量が160Whを超えるものは禁止
- 収納棚に収納しない(※1)
- 充電は常に状態が確認できる場所で行う(※1)
参考:国土交通省|航空機内でのモバイルバッテリーの取り扱いについて
※1 令和7年7月8日から新たに追加されたルール
機内持ち込み禁止物
以下は、機内持ち込み禁止物です。
- 刃物類、強打することにより凶器となりうる物
- 先端が著しく尖っている物
- その他、凶器となりうる物
例えば、ナイフ類、ハサミ、スタンガン、バット・ゴルフクラブなどが禁止物にあたります。
刃物等の機内持ち込みは法律違反となり、100万円以下の罰金の対象になるので、注意してください。
特にハサミは筆箱に入れたままのケースもよくあるので、確認しておきましょう。
液体物の持ち込み制限
液体物についても持ち込み制限があります。
- 容器1つにつき100ミリリットル以下
- 容器が複数の場合、1リットル以下のジッパー付き透明ビニール袋に入れる
- 1人1袋まで持ち込み可能
液体物の中には、ジェル状のもの(歯磨き粉・ヘアジェルなど)、スプレーなども含まれます。
盗難の対策を行う
盗難に合わないために、「TSAロック付きスーツケース」の使用をおすすめします。
「TSAロック」とは、アメリカ運輸保安局(TSA:Transportation Security Administration)が認可した鍵であり、赤いひし形マークが目印です。
TSAロック付きのハードタイプのスーツケースなら、こじ開けられる可能性が低いため、防犯対策になります。
心配な方は、「ロック付きのスーツケースベルト」をつけるとさらに安心です。
また、スーツケースはわかりやすい目印をつけておきましょう。
似たスーツケースがあった際に、他の人が間違えて自分のものを持って行ってしまうことがあります。
遠くから見つけやすいシールなどを貼っておくと良いでしょう。
荷造りは早めに行う
荷造りは以下のスケジュールで進めるのが理想です。
- 1ヶ月前:必要な持ち物を揃え始める
- 2週間前:パッキングを始める
- 前日:必要なものをすべてパッキング&最終チェック
出発直前に始めると、必要なものを購入できませんし、焦って忘れ物をしてしまう可能性もあります。
1ヶ月前にはスタートし、万全な状態で出発を迎えられるようにしましょう。
まとめ|ワーホリで良いスタートを切るには身軽さが大事!
ワーホリの荷造りは「いかに無駄な荷物を減らせるか」が重要です。
荷物を軽くすることができれば持ち運びが楽になります。
そして、荷物が整理されてスムーズにワーホリ生活をスタートできますよ。
また、荷物を準備する際は以下の点に注意しましょう。
- 荷物の重量オーバーに注意する
- 持ち込み禁止物や制限を確認する
- 盗難の対策を行う
- 荷造りは早めに行う
また、バンクーバーワーホリで必要な準備を知りたい人は、【期間別】バンクーバーワーホリに必要な準備を4ステップで徹底解説!をご覧ください。


