「バンクーバーでの仕事探しは難しい?」
「どうやって探せばいいの?なかなか仕事を取れなかったらどうしよう…。」
ワーホリを検討する方によくある悩みが「仕事探し」。
本当に現地で仕事を見つけられるのか不安ですよね。
本記事を書いた私も、実は同じ悩みを抱えていました。
バンクーバーでワーホリをしていた当時は、仕事探しに苦戦した経験があります。
そこで今回は、私の実体験も踏まえてバンクーバーでの仕事の探し方と獲得するコツについて解説します。
- 仕事を探し始める時期や最適なタイミング
- 仕事の探し方から面接までの流れ
- 仕事を獲得するコツ
事前に仕事の探し方やコツを理解しておくことで、現地で悩むことなく仕事を獲得できます。
ぜひ参考にしてください。
バンクーバーワーホリの仕事探しは難しい?決まるまでの期間
「ワーホリで仕事を獲得できるのか不安」
「どのくらいの英語力が必要なのか知りたい」
このように感じている方も多いでしょう。
ここではまず、以下の2点を解説します。
- ワーホリで仕事を獲得する難易度
- 仕事が決まるまでの目安期間
職種や英語力によって仕事獲得の難しさは異なる
ワーホリで働くには英語力が必要です。しかし、求められるレベルは職種によって異なります。
難易度が異なる理由は、仕事で英語を使う頻度が「多い職種」と「少ない職種」があるためです。
イメージしやすいレストランを例に挙げてみましょう。
- サーバー(ホールスタッフ):注文を聞く、料理の説明をするなど、顧客と頻繁に英語でやり取りを行う
- キッチンスタッフ(調理・洗い場):顧客と英語でやり取りすることはない(同僚とは英語で話す)
上記のように、サーバーは顧客と英語でやり取りする場面が多いため、キッチンスタッフよりも高い英語力が求められます。
もちろん、キッチンスタッフも同僚との会話は英語になるので、最低限の英語力は必要です。
基本的に仕事を獲得するには、「日常会話レベル以上」の英語力が必要だといわれています。
しかし、「TOEIC〇〇点以上」のように定量的に図れるものではありません。
まずは、相手の説明が理解できる状態、もしくはわからないことを質問できる状態を目指しましょう。
仕事探しを始めてから決まるまでの期間は約1か月
英語で日常会話ができる状態を前提とし、仕事探しを始めてから獲得できるまでの期間は1か月前後が目安です。
早い場合は1〜2週間で決まり、遅い場合だと2か月以上かかることもあります。
仕事が決まるまでの早さに違いが生じるのは、複数の要因があるためです。
例えば、なかなか仕事が決まらない人には、以下の特徴があります。
- 希望する職種の経験または英語力が不足している
- 運やタイミングが悪く、仕事が見つからない
- そもそも応募数が少ない
必ずしも英語力の不足が原因で仕事が見つからないわけではなく、運やタイミングが影響することも多々あります。
そのため、不採用になったからといって落ち込む必要はありません。
根気強く応募を続ければ、必ず仕事の獲得につながります。
バンクーバーワーホリで仕事探しを始める最適なタイミング
「ワーホリ渡航後、いつから仕事探しを始めるべき?」
こんな疑問を抱く方もいるでしょう。
仕事探しは、「語学学校を卒業する2週間〜1か月前」に始めるのが最適です。
仕事探しを始めてから採用されるまで約1か月かかると想定した場合、語学学校を卒業すると同時に仕事を開始できます。
例えば、3か月間学校に通う場合、在学中に履歴書を作成し、卒業まで残り1か月を切ったところで仕事を探し始めるイメージです。
※履歴書の書き方は後述します。
ただし、タイミングはあくまで目安です。
語学学校に通いながらでも仕事はできるので、早い時期から応募しても構いません。
逆に卒業してからマイペースに探し始めても良いでしょう。
ワーホリでの過ごし方は自由だからこそ、自身で目的やプランを明確にしておくことが重要です。
バンクーバーワーホリでの仕事の探し方
「バンクーバーでは、実際どのように仕事を探すの?」
「日本のように求人サイトから応募するのだろうか。」
具体的にどのような方法で仕事探しを行うのか、気になりますよね。
バンクーバーのワーホリで仕事探しをする方法は、主に以下の2つです。
- 求人サイトから応募する
- 履歴書を配り歩く
それぞれ詳しく見ていきましょう。
求人サイトから応募する
求人サイトからの応募は定番のやり方です。
日本と同様にバンクーバーでも複数の求人サイトが存在し、日々多数の求人情報が公開されています。
いつでもどこでも仕事を探し、気になる求人に応募できるのが利点です。
バンクーバーのワーホリで、よく使われる求人サイトは以下の通り。
- Indeed:世界中で使用されている大規模な求人サイト
- Craigslist:現地のクラシファイドサイト
- Jpcanada:日本人に特化した掲示板
どのサイトでも、気になる求人があれば履歴書を添付して応募可能です。
Indeed:世界中で使用されている大規模な求人サイト

Indeed(インディード)は、世界60か国以上28言語でサービスを展開している世界No1の求人サイトです。
バンクーバーの求人も多数掲載されており、地元の仕事を見つけることができます。
レストランやカフェ以外にも幅広い職種が募集されているため、専門的なスキルや経験があるなら、挑戦してみるのもおすすめです。
Craigslist:現地のクラシファイドサイト

Craigslist(クレイグスリスト)は求人だけでなく、賃貸の募集や不用品売買なども行われているコミュニティサイトです。
現地の人たちもよく利用しており、求人数が豊富にあります。
ローカルのレストランやカフェの応募を見つけたいときに活用すると便利です。
Jpcanada:日本人に特化した掲示板

Jpcanada(ジェイピーカナダ)は、日本人に特化したカナダの日系掲示板です。
仕事の求人のほかに、シェアハウスの募集も多数掲載されています。
日本人がいる職場を探したい場合に最適です。
履歴書を配り歩く
日本では馴染みがありませんが、現地では履歴書をお店に配り歩く方法が主流です。
直接訪問することで、求人サイトに掲載されていないお店にも応募できます。
例えば、気になるお店があれば入店し、店員さんに「仕事を探しているのですが、マネージャーはいらっしゃいますか?」と尋ねます。
マネージャーがいる場合はそのまま面接になることが多く、いない場合は履歴書だけ渡しておくのが一般的です。
訪ねたお店で働き手を募集していれば、後日に連絡してくれることがあります。
履歴書を配り歩く際の注意点は、お店が忙しい時間帯に訪問しないことです。
レストランであれば、12時や18時前後は混みやすく忙しいため、対応してもらえない可能性が高いでしょう。
席が比較的空いている15時頃を狙うとスムーズに対応してもらえます。
履歴書を配り歩くのは緊張しますが、現地の人は慣れているので勇気を持って配り歩いてください。
私も実際に履歴書を配ったお店で仕事をゲットしました。
履歴書(Resume)の書き方
「履歴書はどうやって書けばいいの?」
「日本と書き方に違いはある?」
こんな疑問を持った方もいるのではないでしょうか。
ここでは、日本の履歴書との違いや書き方を解説します。
さらに、実際に使えるフォーマットもお見せしますので、ぜひ履歴書を作成する際の参考にしてください。
日本の履歴書との違い
英文履歴書はフォーマットが決まっておらず、手書き不可です。
また、顔写真や年齢、性別、国籍といった情報を記載する必要がありません。
カナダでは、個人情報をもとにした雇用差別の発生を防ぐ目的があるためです。
なお、履歴書はWordやGoogleドキュメントなどのツールを使用し、PDFで作成するのが一般的です。
履歴書に書くべき項目
続いて、英文履歴書に書くべき項目は、以下の通りです。
- 氏名・連絡先
- スキル・能力(Skills/Qualifications)
- 職歴(Work Experience)
- 学歴(Education)
- ビザの有効期限(VISA Expiration)
氏名・連絡先
履歴書に記載する個人情報は、氏名(フルネーム)・電話番号・メールアドレスのみです。
履歴書を提出してから数日後に連絡が来ることもありますので、電話番号とメールアドレスは必ず記載しておきましょう。
スキル・能力(Skills/Qualifications)
自身のスキルや能力、資格などを記載します。
資格がなくても、経験やスキルを書くことが可能です。
例えば、レストランのサーバーを志望するなら、飲食店のホールスタッフとして働いた経験がスキル・能力になります。
職歴(Work Experience)
職歴は日本と違い、新しい順に記載するのが基本です。
具体的には、以下の内容を記載します。
- 働いた期間
- 職種
- 場所
- 何を行っていたか
学歴(Education)
学歴も職歴と同様に、新しい順に記載します。
学校名と卒業した年月を書きましょう。
ビザの有効期限(VISA Expiration)
ワーホリビザの有効期限も記載しておきます。
有効期限を書くことで、採用側がいつまで働けるのかを把握できるためです。
【例文あり】実際に使えるフォーマット
ここでは、レストランへの応募を想定した履歴書を、サンプルとしてお見せします。
f3d0d13bfc15a3b31179f9239c75f993上記はあくまで一例です。スキルや職歴、学歴部分は適宜書き換えてください。
また、履歴書は語学学校の先生に見せて、添削してもらうのがおすすめです。
追加すべき情報や書き方などを教えてくれるため、応募する前にぜひ見てもらいましょう。
実際の面接の流れ
実際の面接では、どのような流れで行われるのか気になりますよね。
ここでは、実際に面接でよく聞かれた質問や、面接時の心構えについて解説します。
面接でよく聞かれる質問
面接でよく聞かれる質問は、以下の通りです。
- 自己紹介について
- 応募している職種に対する経験
- いつから働けるか
- 週に何日働けるか
- どれくらいの期間働けるか
具体的にどのような質問なのか、回答例も合わせて紹介しますので、参考にしてください。
Q1. Tell me about yourself.(あなたについて教えてください)
I’m 〇〇 from Japan and I’m currently on a working holiday visa.
(日本から来た〇〇です。ワーキングホリデービザで滞在しています。)I have experience working in fast paced customer service environments, and I enjoy helping customers and working as part of a team.
(スピード感のある接客環境で働いた経験があり、お客様をサポートしたり、チームの一員として働くことが好きです。)
Q2. Do you have experience in this job?(この仕事の経験はありますか?)
Yes, I have experience working as a server in a busy restaurant for over 2 years.
(忙しい環境のレストランで2年以上サーバーとして働いた経験があります。)※経験がない場合
I don’t have experience in this position, but I have strong customer service skills and I learn quickly.
(この職種の経験はありませんが、接客スキルには自信があり、仕事を覚えるのも早いです。)
Q3. When are you available to start working?(いつから働けますか?)
I’m available to start immediately.
(すぐに働き始められます。)I can start from next Monday.
(来週の月曜日から働けます。)
Q4. How many days can you work per week?(週に何日働けますか?)
I can work 4 to 5 days per week, and I’m flexible depending on your schedule.
(週に4〜5日働けます。またスケジュールに合わせて柔軟に調整できます。)
Q5. How long are you able to work for?(どれくらいの期間働けますか?)
I can work for about 6 to 8 months, and I’m fully committed during that time.
(6〜8か月ほど働くことができ、その期間は仕事に専念します。)
面接時の心構え
面接時は、以下の2点が重要な心構えです。
- 前向きな姿勢で意思をはっきり伝える
- 事前に聞きたいことを準備しておく
これらを意識することで、相手に良い印象を与えつつ、あなたも知りたい情報を把握することができます。
前向きな姿勢で意思をはっきり伝える
面接では、「前向きな姿勢」と「意思をはっきり伝えること」が重要です。
相手の質問に対して自信のない返答をしてしまうと、「一緒に働いて大丈夫かな」と不安を抱かせてしまいます。
例えば、「この職種の経験はあるか」という問いに「経験はありません」とだけ答えないように気をつけましょう。
「経験はありませんが、〇〇の強みがあるので問題ありません!」というように前向きに変換して回答すると好印象です。
また、働ける曜日を聞かれた際に、「〇〇曜日だったら働けるかもしれない」と曖昧に答えるのも避けましょう。
はっきりと「〇〇曜日は働けます!」と伝えた方が、相手も安心できます。
事前に聞きたいことを準備しておく
面接の終盤では、ほぼ確実に「最後に質問はありますか?」と聞かれます。
このタイミングでスムーズに質問できるよう、事前に聞きたいことを準備しておきましょう。
例えば、
- 職場の雰囲気
- シフト時間と入れる日数
- 給料の支払い日
などを面接時に聞いておくと、働き始めてからギャップを感じるリスクを減らせます。
バンクーバーで仕事を獲得するコツ
「現地でなかなか仕事を取れなかったらどうしよう…。」
この悩みを抱える方は多いでしょう。
実際に、ワーホリで仕事探しに苦戦する日本人が一定数いるのも事実です。
現地で仕事が見つからない状態にならないよう、以下のポイントを抑えておきましょう。
- 英語力を上げておく
- 求人数が増える時期を狙う
- とにかく応募数を増やす
英語力を上げておく
英語力によって仕事の獲得率は大きく変わります。
英語でのコミュニケーションができなければ、できる仕事が限られてしまうためです。
例えば、レストランのキッチン補助や洗い場スタッフなら、英語力が低くても比較的簡単に仕事を獲得できるかもしれません。
一方で、接客するポジションだと英語での受け答えができる必要があります。
応募できる職種が少なくなれば、仕事獲得率も下がってしまうため、事前に英語力を上げておくことが重要です。
求人数が増える時期を狙う
仕事獲得率を上げたいなら、求人数が増える時期を狙うのもおすすめです。
バンクーバーでは、時期によって求人数が増減します。
例えば、11月〜3月は閑散期になるため、レストランやカフェの求人数が減る傾向にあります。
一方、5月〜9月頃まではベストシーズンで多くの観光客が訪れるため、それに比例して求人数も増加するのです。
求人数が増え始める4月〜5月に合わせて渡航時期を計画すると、スムーズに仕事を獲得できる可能性があります。
とにかく応募数を増やす
ワーホリで仕事を獲得するには、とにかく応募数を増やすことが重要です。
バンクーバーにはワーホリ滞在者や留学生が多く、求人倍率が高くなります。
応募しても先に面接した人が採用されることも多々あり、なかなか獲得できない場合も少なくありません。
しかし、それでも落ち込まずに応募し続けることが大事です。
根気強く応募し続ければ、必ず仕事を獲得できる日が来ます。
まとめ|事前準備をして仕事を探そう!
最後に、もう一度仕事の探し方をまとめると、以下の通りです。
- 求人サイトで応募する
- 履歴書を配り歩く
求人サイトは、以下の3つがおすすめです。
- Indeed:世界中で使用されている大規模な求人サイト
- Craigslist:現地のクラシファイドサイト
- Jpcanada:日本人に特化した掲示板
求人サイトから応募しつつ、履歴書を配り歩くことが効率の良い仕事の探し方になります。
また、仕事をスムーズに獲得するには、事前に英語力を上げておくことが重要です。
ワーホリへ渡航する前に、少しでも英語を学んでおきましょう。


