「バンクーバーのワーホリで1ヶ月にかかる生活費はいくら?」
「バンクーバーの生活費を抑えるコツを知りたい!」
バンクーバーワーホリの準備を進めるにあたって、資金の確保が必要です。
しかし、現地の生活費を把握していなければ、いくら準備すればいいのかわかりませんよね。
私は2019年に1年間バンクーバーでワーホリを経験しました。
生活費を節約し、しっかり貯金したことで、たくさんの旅行に行くことができました。
そこで本記事では、現在の相場と実体験をもとに「バンクーバーのワーホリで1ヶ月にかかる生活費と節約するコツ」について解説します。
- バンクーバーの1ヶ月の生活費を把握し、必要な資金がわかる
できる限りワーホリの費用を抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。
※1ドル=109円で計算(2025年10月26日時点)
バンクーバーのワーホリで1ヶ月にかかる生活費
バンクーバーのワーホリで1ヶ月にかかる生活費は、約12万〜25万円です。
この差額は家のタイプや過ごし方、旅行の有無などによって変動します。
しかし、ほとんどの方は、15万円以内に抑えられるでしょう。
ここでは、次の内訳で詳細の費用を見ていきます。
- 家賃・水道光熱費
- 食費
- 通信費
- 交通費
- 交際費
- 雑費(日用品など)
家賃・水道光熱費
家賃には、水道光熱費とインターネット(Wi-Fi)が含まれていることがほとんどです。
「シェアハウス」や「ホームステイ」など、滞在するタイプによって家賃相場が異なります。
例えば、シェアハウスは600ドル〜1,000ドル(約6.5万〜11万円)が相場です。
そして、シェアハウスの中でも、いくつかの部屋のタイプがあります。
- 1部屋を1人で借りるタイプ
- リビングをカーテンで仕切ってシェアするタイプ
- 「デン」という物置のようなスペースを借りるタイプ
基本的に狭くてプライベート空間が少なくなるほど、家賃が安くなります。
2019年当時、私はダウンタウンにある家賃550ドルのリビングシェアに住んでいました。
一方、ホームステイは食費込みで900ドル〜1,500ドル(約10万〜16.5万円)が相場です。
このように、どんなタイプの家に住むかで、家賃は大きく変わります。
食費
食費の相場は250ドル〜450ドル(約3万〜5万円)です。
食材の物価に関しては日本と金額があまり変わりませんが、外食は日本の約1.5倍くらいの金額になります。
安いレストランでも15ドル(約1,600円)以上はかかるのが普通です。
それに加えて、カナダにはチップ制度があるので、さらに高くなります。
バンクーバーで外食を繰り返していると、食費がどんどん増えるでしょう。
私は外食を控えて自炊のみにした場合、食費を1万〜2万円ほどに抑えられました。
通信費
通信費は月30ドル〜55ドル(約3,200円〜6,000円)が目安です。
使用データ容量に合わせて、どのプランを契約するかで通信費が変わります。
2019年当時、私は月額およそ30ドルの「PhoneBox」を契約していました。
バンクーバーでSIMを契約するなら、契約・解約手数料0円のPhoneBoxがおすすめです。
バンクーバーで日本のスマホを使う方法について詳しく知りたい方は、【バンクーバーワーホリ】日本のスマホは使える?おすすめの格安SIMはこれ!をご覧ください。
交通費
毎日通勤・通学する場合は、100ドル〜200ドル(約1万〜2万円)の交通費がかかります。
交通費はエリアごとに運賃が変わる仕組みです。
| エリア | 運賃(片道) |
|---|---|
| Zone1 | 2.70ドル(約295円) |
| Zone2 | 4.00ドル(約440円) |
| Zone3 | 5.10ドル(約555円) |
参考:TransLink|Pricing and Fare Zones
ダウンタウンを中心にエリアが広がるにつれてZone1〜3に分けられます。
例えば、Zone1からZone3まで電車で移動した場合の運賃は、片道5.10ドルです。
※バスはエリアに関係なく、Zone1の運賃が適用されます。
なお、定期券(マンスリーパス)を購入すれば、交通費を少し安く抑えられるので、おすすめです。
| エリア | 運賃(月々) |
|---|---|
| Zone1 | 111.60ドル(約12,160円) |
| Zone2 | 149.25ドル(約16,270円) |
| Zone3 | 201.55ドル(約21,970円) |
交際費
交際費は、月250ドル〜(約3万円〜)が目安になりますが、過ごし方によって大きく変動します。
例えば、友達と1回外食した場合は20ドル〜30ドル(チップ込み)ほどです。
1日観光スポットを訪れた場合は、施設の入場料や交通費などを合わせて100ドルを超えることもあります。
特に、語学学校に通っている期間は、友達からの誘いも多く、交際費が高くなりやすい傾向にあります。
雑費(日用品など)
雑費は、普段使用する日用品(トイレットペーパー、洗剤など)、衣類、美容院などにあたります。
雑費の費用相場は、1ヶ月1万円前後です。
衣類を買ったり、美容院でカットしてもらったりすると、2万〜3万円くらいになることもあります。
衣類は「ブラックフライデー」や「ボクシングデー」などのセール時期を狙えば、大幅な割引価格で購入できますよ。
バンクーバーで節約する3つのコツ
バンクーバーで節約するコツは、次の3つです。
- シェアハウスに滞在する
- 職場・学校から近い場所に住む
- 自炊を心掛ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
シェアハウスに滞在する
生活費の中で大きな割合を占める「家賃」を抑えれば、大幅な節約になります。
基本的には「シェアハウス」に滞在することで家賃を抑えられます。
シェアハウスは、同じ部屋(家)を複数人でシェアするため、1人あたりの負担額が軽減されるのです。
日本のようにアパートを借りて一人暮らしをする場合、家賃の平均は約2,400ドル(約26万円)ですが、シェアハウスは600ドル〜1,000ドル(約6.5万〜11万円)で借りられます。
ただし、安さだけを重視して、立地の悪い物件や寝られないくらい狭い部屋などは、ストレスの原因になるため気をつけましょう。
職場・学校から近い場所に住む
職場や学校から近い場所に住むことも節約につながります。
徒歩圏内に住めば、交通費を抑えられるだけでなく、通勤・通学時間も短縮できます。
一般的に、ダウンタウンから離れるほど家賃が安い傾向にありますが、交通費や移動時間を考慮すると、結果的に出費が増える場合もあります。
例えば、時給17.85ドル(約1,900円)の人が通勤・通学に往復2時間かけている場合、往復で約3,800円分の時間を費やしている計算になります。
その時間を勉強や生産的な作業に充てた方が、長期的に見て特になるでしょう。
家賃の安さだけでなく、交通費や移動時間も含めて「トータルのコスト」で考えることが大切です。
自炊を心掛ける
バンクーバーで外食をすればするほど食費が高額になるため、できるだけ自炊を心掛けると節約につながります。
バンクーバーでは「NoFrills」が比較的安いスーパーマーケットです。
地方に行くと「SuperStore」という大きな日用品店があり、食材やその他の日用品を買い揃えられます。
また、「KONBINIYA」や「T&T」といった日本食が購入できるお店もありますが、日本に比べると高く感じられるので、日本食が恋しくなったときに購入するのがおすすめです。
まとめ|節約すれば月15万円以内で暮らせる
バンクーバーで節約すれば、月15万円以内で暮らすことが可能です。
最後にバンクーバーで節約するコツをまとめます。
- シェアハウスに滞在する
- 職場・学校から近い場所に住む
- 自炊を心掛ける
なお、1年間で必要なワーホリの費用を知りたい方は、【プラン別】バンクーバーのワーホリで1年間に必要な費用の目安を解説!をご覧ください。


